皆さんこんにちは、元住吉からき動物病院、看護師の本間です。新型コロナウイルスが猛威をふるっておりますが、皆さんウイルスにかからないよう、手洗いうがい、消毒はこまめに行いましょう…!当院でも、ウイルス対策のため、入口に手指消毒薬を設置しておりますので、ぜひご利用ください。早く元の生活に戻れるよう、一緒に頑張っていきましょう!
さて、前回はノミ・マダニについてお話ししてきましたが、ノミ・マダニの脅威から守るには徹底的な駆除・予防が必要です。成虫はもちろんのこと、ノミに関しては、卵やさなぎ、幼虫などが環境中に潜んでいますので、成虫を駆除したからといって安心できません。また、ノミ・マダニは冬にはいなくなると考えがちですが、冬になると尚更家の中に侵入してきます。家の中は1年中過ごしやすい気温ですので、ノミやマダニにとっては天国のような場所です。したがって、ノミ・マダニ予防は1年中行わなければなりません。ノミ・マダニには予防薬が一番有効ですので、今回はその予防薬についてお話しします。
ノミ・マダニ予防薬の種類
現在、ノミ・マダニの駆除・予防薬として販売されているのは、滴下タイプ、チュアブルタイプ、スプレータイプなどさまざまなものがあります。これらのタイプごとの特徴やメリット・デメリットをしっかりと比較して、その子に合った予防薬を使用しましょう。また、商品ごとにも特徴は異なってきますので、比較してみることをおすすめします。
以下に各タイプごとのメリット・デメリットを表にまとめましたので、ご参考にしてみてください。
市販薬と動物用医薬品
一般的に市販の駆虫薬は、主な成分が殺虫剤などに使われている成分(ピレスロイド系)で、忌避剤としての効果が期待されています。ですが、駆除の効果は薄く、持続時間が短いといわれています。一方、動物用医薬品の駆虫薬は、主な成分が節足動物にのみ効果を示す成分(フィプロニル等)からできており、哺乳動物には害がなく、安全性の高いものが使われていますし、市販のものに比べて効果は高く、その効果を維持しながら1ヵ月以上もちます。しかし、ものによっては忌避剤としての効果はないため、ノミやマダニが付着することは避けられず、吸血してから効果を発揮するものもあります。
このように市販薬と動物用医薬品にも長所と短所があります。できれば安価に抑えたい、というのもお気持ちとしてはわかりますが、効果を期待する点ではやはり動物用医薬品の方が安心できます。一番効果的なのは、市販薬の忌避剤と、動物用医薬品の駆虫薬を併用することでしょう。市販薬でノミ・マダニを忌避し、万が一付着したとしても動物用医薬品で安全に駆虫できます。二段階で構えておけば安心ですよね。そのうえで定期的に掃除を行い、散歩後のノミ・マダニチェックをかかさず行っていれば、ノミ・マダニによる脅威から愛犬や愛猫を守ることができるでしょう。
動物用医薬品のノミ・マダニ予防薬は元住吉からき動物病院でも扱っております。何かわからないことや不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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